しばらくお休みしていたけれどもローマ第3弾です。

パンテオンは、世界最大の石造り建築で、今から約1900年前に建てられたものです。つまり古代ローマ時代の遺跡です。本殿の屋根は直径・
高さともに43.3mの完全な半球体で、その大きさはサンピエトロ寺院のクーポラよりも大きいそうです。
その屋根を支える壁は厚さがなんと6.2mにも達するらしく、当時の建築技術の高さが伺えます。
パンテオンとは「すべての神々」と言う意味で、もともとは様々なローマ神を奉る神殿だったが、他のローマ時代の遺跡(フォロ・
ロマーノなど)のように破壊から免れたのは、7世紀に当時の皇帝から法王に献上され、聖母と殉教者を祭る教会とされたためとのこと。

トレビの泉。肩越しにコインを投げると再びローマを訪れることが出来るという言い伝えがある超有名観光スポット。
観光客でごった返すスポットだけにスリもおおく、警察が目を光らせてました。(写真左下のヘルメットをかぶった2人が警察官)
パノラマ写真はこちらから

スペイン広場を階段の上から。まっすぐに伸びている通りは、コンドッティ通り(通称ブランド通り)。
ここの通りを歩いていたときが一番日本人に遭遇したかも。。


ポポロ広場にあるオベリスクと、双子教会。1300年を「聖年」と定めて以来、北からの巡礼者の人々の通り道となり、
巡礼者はこの広場で身元を調べられ、税を払ってローマ市内に入ることが出来たと言われている。
双子教会の両端と真ん中から3本の通りが市内に向かって扇状に延びています。

サンタンジェロ城。サンピエトロ広場から真東にある。元々ローマ皇帝の霊廟として建てられたが、改築されて要塞となった。

ベネツィア広場からヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を眺める。1870年にイタリアを統一した立役者で、国王となったヴィットリオ・
エマヌエーレ2世を記念して建てられた。中央の銅像がヴィットリオ・エマヌエーレ2世。

アレア・サクラという街の真ん中にある遺跡。紀元前44年3月15日にカエサルが暗殺された場所らしい。
一段低くなっていることからもわかるように、古代ローマから今までの歴史で、
以前の建物や基礎の上に新しい時代の建築物が建っているらしく、それらが複数重なっている場所では発掘が難しいそうです。
(埋まっていることは推測できても、掘りたい場所にあるのも遺跡なので掘れない・・・)また、掘れば遺跡にあたるので、
なかなか地下鉄の工事も進まないとか。
ローマ編、3回にわたって書いてきましたが、以上です。けど、旅行記はもうちょっとだけ続きます。番外編的にね。